カラーダイヤモンド の世界的な人気と価格は、ここのところ上昇中です。これは主に希少性によるものですが、アジアの投資家によるものでもあります。非営利のカラーダイヤモンドインデックス団体であるファンシーカラーリサーチ財団(FCRF)によると、カラーダイヤモンドは、2006年から2014年にかけて平均157.4%に格付けされています。比較のために数値を挙げておくと、同じ期間に無色ダイヤモンドに対する需要は、「たったの」62.4%しか増加しませんでした。アジア人はトレンドセッター兼フォロワーです。ですから、彼らが現在、カラーダイヤモンド全般および、特に ピンクのバリエーション の最大の消費者であることは驚くべきことではありません。中国と香港は、世界の需要の40%を占めています。

アジア以外では、カラーダイヤモンドは主に興味深い投資として見られますが、アジア人はそれを着けて目立ったり、贈り物にしたりするのが好きです。例えば、中国では、カップルで宝石店に行き、彼女にカラーダイヤモンドを求めるのですが、結局は彼女も彼も買ってしまうのです。中国の男性は、カラーダイヤモンドが大好きです。彼らは、ホワイトダイヤモンドは女々しすぎると思っており、常に男性的な色を選びます。

香港のサザビーズは過去数年間に、8.41カラットのパープルピンクのダイヤモンドを記録的な高値である1777万ドルで販売したのをはじめ、目を奪うようなカラーダイヤモンドを何点か販売しました。注目すべきなのは、アジアの超富裕層だけがぜいたく品を求めてカラーダイヤモンドを購入しようとしているだけでなく、中産階級もカラーダイヤモンドを興味深い投資と見なしていることです。ダイヤモンド市場の民主化というのは、事実であるようです。

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