蛍光性は、ジェムクオリティのダイヤモンドが長波紫外線(夜のクラブでよく見られる照明など)に曝されたときに見られる効果を指します。ほとんどの照明条件下では、この蛍光性は眼には見えません。けれど、ダイヤモンドが自然に蛍光を発する物である場合、紫外線ランプまたは「ブラックライト」の下では、柔らかい色の輝きを放つでしょう。蛍光性は、ダイヤモンドや着用する方にとって危険はありません。多くのジェムや鉱石に自然に発生する、ユニークで魅力的な特質です。
蛍光性があっても、ダイヤモンドの外観に顕著な影響はありません。蛍光性は、いくつかのダイヤモンドが紫外線に曝されたときに放出する光です。グレーディング・レポート上の蛍光性という用語は、紫外線に対するダイヤモンドの反応の強さまたは強度を指すものです。蛍光性は実際、ダイヤモンドに共通の特質です。けれども、目に見える影響を外見に与えるほど蛍光性強度があるダイヤモンドは、ごくわずかな確率でしか存在しません。これは、ダイヤモンドが強い蛍光性、または非常に強い蛍光性を持つ場合にのみ起こります(が、必ずしも起こるとは限りません)。低度・中程度の蛍光性は、ダイヤモンドの外見に影響を与えません。
実際のところ、低度蛍光性や中程度の蛍光性を持つダイヤモンドを好むお客様もたくさんいらっしゃいます。強い蛍光性をお求めのお客様すらいらっしゃいます。ダイヤモンドの外見は全体として受け止められるものであるため、蛍光性のあるダイヤモンドを購入したいというお好みは、個人的な好みです。他の要素は、ダイヤモンドがどのようにカットさているか、ダイヤモンドが自然光の下で見られるのか、それとも人工光で見られるのか、その日に何を着るのかさえもが、蛍光性よりも色の外観に強く影響するようです。
さらなる詳細に関しては、以下の GIA の記事 をお読みください。